exkumaを用いて,1日の中で複数回シグナルを送る経験サンプリング調査をしたい場合,
1) シグナルを送る時間を研究者が全て具体的に指定する (=固定された時刻にシグナルを送る)
2) シグナルを送る開始時間と終了時間,および次のシグナルまでの間隔を設定した上で,ランダムなタイミングでシグナル送る (=ランダムな時刻にシグナルを送る)
が可能だと思います。
先行研究ではこれらの他に
3) シグナルを送る開始時間と終了時間,および次のシグナルまでの間隔に加え,時間窓 (e.g., 9時から11時,11時から13時…) を設定し,「各時間窓の中で必ず1回」ランダムなタイミングでシグナルを送る
といった方法が用いられることもあるかと思います。
exkumaではこの (3) の時間窓も設定する経験サンプリング調査は可能なのでしょうか?
お手数をおかけしてしまい申し訳ありません。ご教授いただけますと幸いです。
御返事をありがとうございます。この情報がお役に立てましたら嬉しく思います。
シグナル設定で「無作為な時刻」を検討される場合は、ぜひ「シグナルのランダム化を試す」機能もご利用ください。およそどのような送信スケジュールが組まれるかという一例が示されます。もう一度押すと、また新しいスケジュールが組まれますので、何度か押してみてください。いくつかのパターンの異なる設定を試しつつ、それぞれ分布の様子を確認されるとよいかと思います。
また何かご質問などございましたら、どうぞお知らせください。
お返事ありがとうございました。
スライドの均等分割する方法がexkumaではできないとのこと承知しました。
また,その方法ですとサンプリングが均等にされないという限界についても教えてくださってありがとうございます。そう考えると別の手法 (固定 or ランダム) の方が良さそうですね。先行研究を踏まえつつ,シグナルの設定を検討していこうと思います。
コメントをいただき、ありがとうございます。
(3)として挙げていただいたようなシグナル時刻設定は、Exkumaには搭載しておりません。また、下図は過去のExkumaセミナーの資料の一部ですが、ここに説明しておりますとおり、(3)の方法では均等にサンプリングされないという問題が発生するため、あまりお勧めしておりません。
もし、追試をなさる場合など、できるかぎり先行研究の手続きと同じにする必要性があるようでしたら、先行研究で用いられたものと同じESMソフトウェアをご使用になるのが安全かもしれません。