Tutorial
exkuma ではじめる経験サンプリング法
4. 回答者の参加登録
4.1 回答者のアクセス
4.1.1 URLリンク
4.1.2 QRコード
4.2 参加登録する
4.2.1 メールアドレスを登録する(ステップ1)
4.2.2 LINEグループに登録する(ステップ2)
4.2.3 登録状況の確認
4.1 参加者のアクセス
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4.1 回答者のアクセス
ここでは、調査に参加して設問に回答する人(「回答者」と呼びます)が、exkumaのシステムにどのようにアクセスし、参加登録を行うかについて説明します。
4.1.1 URLリンク
回答者が調査に参加するためには、まず、exkumaの登録ページにアクセスする必要があります。登録ページのURLは、それぞれのプロジェクトに固有のものが発行されます。この登録ページのURLを入手する方法を、以下で説明しましょう。
まず、プロジェクトのページから、左上のメニュー・ボタン(三本線のマーク)を押してください。ドロップダウンメニューが表れます。この中から「登録リンク・QRコード」をクリックしてください。「プロジェクト登録リンク・QRコード」というページが開きます(下図)。

図中の赤枠で囲まれたURLをコピーし、回答者がアクセスできるように呈示/配布してください。ただし、ページ内の「警告」にあるように、調査プロジェクトの作成と設定が完了するまで、URLリンクの配布は控えましょう。(回答者がひとりでもプロジェクトに参加登録をすると、その後は応用設定が変更不可になります。また、調査回答が入りはじめてからプロジェクト内の設問を変更すると、それ以前の回答データセットはアーカイブに格納され、新たなデータセットが作成されるしくみです。)
4.1.2 QRコード
登録ページにアクセスするためには、URLリンクをクリックするばかりではなく、QRコードを読み取るという方式もあります。上図のとおり、URLのすぐ上に表示されているQRコードをスマートフォンやタブレット端末で読み込むと、自動的にURLリンクが生成されて、Webブラウザで登録ページを開くことができます。
参加募集のおしらせを紙に印刷したり、スクリーンに映写したりする場合には、このQRコード画像をコピー&ペーストしておくと良いでしょう。回答者はQRコードを各自のスマートフォンで読み取り、簡単に登録ページにアクセスすることができます。
4.2 参加登録する
まず、参加登録とは何かについて説明します。
登録には2段階(ステップ1とステップ2)があります。
ステップ1:メールアドレス登録 回答者が各自のメールアドレスを登録します。シグナル送信先としてではなく、回答者個人を識別するための手順です。ひとつのメールアドレスを使って、特定のプロジェクトに登録できるのは1回だけです。
参加登録に関する設定(応用設定)は、オープンアクセス(登録不要)/オープンアクセス(メールアドレス登録)/クローズドアクセス(事前登録制)の3パターンの中から選ぶことができます。ただし、オープンアクセス(登録不要)を選択できるのは、単一回調査のみです。繰り返して回答を求めるタイプの調査では、メールアドレスの登録が必須となります。
ステップ2:LINEグループ参加 回答者が各自のLINEアカウントからLINEグループに参加します。このLINEグループがシグナル送信に用いられます。シグナル送信を用いない調査(単一回調査、複数回調査)の場合は、このステップ2:LINEグループ参加の手順は不要です。
4.2.1 メールアドレスの登録(ステップ1)
基本的に、調査対象者が自分のメールアドレスを用いて登録/ログインすることによって、個人を識別します。この個人識別をすることによって、ひとり1回のみの回答を求める調査(単一回調査)においては、同じ人が何度も繰り返し回答することのないようにコントロールできます。あるいは、ひとりあたり2回以上の回答を求めるタイプの調査の場合は、それぞれの回答データを個人IDで紐づけができるようになります。
オープンアクセス(登録不要): URLリンク(もしくはQRコード)を入手した人なら誰でも調査に参加できます。調査対象者は、調査ページにアクセスしたら、メールアドレスを登録せずにそのまま回答を始めることができます。調査対象者がリンクからWebページにアクセスすると、まず以下のような画面が表れ、「回答を始める」のボタンをクリックすると調査設問が表示されるしくみです。(下図は、「PROJECT EX」というロゴが設定されたプロジェクトに、スマートフォンからアクセスしたときの見え方を表しています。タブレットやパソコンからアクセスし、調査回答することも可能です。)

オープンアクセス(メールアドレス登録): URLリンク(もしくはQRコード)を入手した人なら誰でも調査に参加できます。調査対象者がURLリンク(もしくはQRコード)からWebページにアクセスすると、まずメールアドレスの登録を求められます(下図左)。枠内にアドレスを入力して「登録」をクリックすると、そのアドレスに宛ててメールが送信されます(下図中央)。「exkumaメールアドレスの認証」というタイトルのメールをひらいて、URLリンクをクリックします(下図右)。すると、メールアドレス認証が完了し、調査参加者として登録されるというしくみです。(下図は、「PROJECT EX」というロゴが設定されたプロジェクトに、スマートフォンからアクセスし、Gmailアプリでメールを開いたときの見え方を表しています。タブレットやパソコンからアクセス/メール確認をすることも可能です。)

クローズドアクセス(事前登録制): 調査者側がexkumaシステムにおいて事前に回答者のメールアドレス一覧を登録しておきます。この事前登録のしかたを以下で説明します。
まず、プロジェクトのページから、左上のメニュー・ボタン(三本線のマーク)を押してください。ドロップダウンメニューが表れます。この中から「回答者」をクリックしてください。回答者の事前登録をするページが表れます(下図)。メールアドレスのアップロードというボックスの中に、回答者のメールアドレスを入力します(複数可。改行を入れて、1行につき1名とする)。「メールアドレスのアップロード」のボタンを押すと、事前登録が完了します。同ページの下部へとスクロールダウンすると、登録済みのメールアドレス一覧を確認できます。まだ回答者自身がメールアドレス入力→認証の作業を行っていないので、登録状況については「メールアドレス未認証」と表示されています。(LINEの認証状況についての表示は、後ほど登録状況の確認の部分で説明します。)

上記の手続きでメールアドレスが登録された後、回答者がURLリンク(もしくはQRコード)からWebページにアクセスすると、まずメールアドレスの登録を求められます。ここで、事前登録されていないメールアドレスを入力・送信すると、「このメールアドレスでは、このプロジェクトに登録することができません。」というエラーメッセージが表示されます。事前登録済みのメールアドレスを正しく入力して「登録」をクリックすると、そのアドレスに宛ててメールが送信されます。ここから先は、オープンアクセス(メールアドレス登録)と同じ手順です。すなわち、メールが正常に送信されたら、「exkumaメールアドレスの認証」というタイトルのメールをひらいてURLリンクをクリック→メールアドレス認証が完了するというしくみです。この手続きが完了した回答者については、登録状況のリストに「メールアドレス認証済み」と表示されるようになります。
注)二度目以降の参加登録の場合
ひとつのメールアドレスで参加登録を行い、アドレス認証の手続きを完了すると、exkumaのシステムにその記録が残ります。そのため、二度目以降の参加登録では、アドレス認証の手続き(メールが送られる→メールに記載されたURLをクリックする)は不要となります。
この場合、登録ページでメールアドレスを入力して「登録」をクリックすると、すぐにステップ2「LINEグループに参加する」の手続き画面が開きます。もしステップ2が不要なプロジェクトの場合は、すぐに調査設問の画面が開き、回答できるようになります。
*ただし、同じメールアドレスを使い続ける場合に限ります。ひとりの回答者が異なるメールアドレスで登録した場合には、もう一度認証手続きが必要となります。
また、複数回の回答を求められる調査の場合、初めに参加登録を行ったら、それ以降はメールアドレスの入力は不要になります。これは、回答者の使用する端末のWebブラウザに、メールアドレスをIDとしたログイン情報が記録されるためです。ですから、同じ端末から同じWebブラウザを使い続けるかぎり、ログインは自動で行われますので入力手続きは不要となります。ただし、参加登録としたときとは異なる端末やWebブラウザから調査ページにアクセスしようとした場合(あるいはWebブラウザのキャッシュを削除した場合)には、初めにメールアドレスの入力を求められます。このときに入力されたメールアドレスによって個人を識別しますので、異なる端末/Webブラウザから回答した場合でも同じID番号が割りあてられ、ひとりの個人による回答として紐づけることが可能になります。
4.2.2 LINEの登録(ステップ2)
メールアドレス登録が済んだら、次に、回答者が各自のLINEアカウントからLINEグループに参加し、登録作業を行います。このLINEグループがシグナル送信に用いられます。
* シグナル送信を用いない調査(単一回調査、複数回調査)の場合は、この手順は不要です。
4.2.1 で説明した手順によって、メールアドレスの登録(および受信したメールからURLをクリックして承認)が完了すると、下図のような画面がひらきます。
LINEグループ名のところには、公式LINEアカウント内で作成したチャネル名が表示されます。
その下に、回答者個人を識別するための数字(5桁)が赤字で表示されています。この数字をのちほどLINEグループ内で入力する必要がありますので、ここでコピーしておきます。

画面の下半分には、LINEグループに参加するための「友だち追加」ボタン、QRコードがならんでいます。
スマートフォンでこの登録画面を開いているのであれば、「友だち追加」ボタンをタップするだけでLINEアプリが開きます。
パソコンなどで登録画面を開いている場合は、表示されているQRコードをスマートフォンのカメラで読み取ってください。「LINEで開く」というメッセージが表示されますので、ここをタップするとLINEアプリが開きます。
LINEアプリが開くと、「友だちを追加」の画面が表れますので、「追加」を押します(下図左)。そして、参加したLINEグループのトークを開くと、「<回答者のLINE名>さん、はじめまして。友だち追加ありがとうございます。<LINEチャネル名>です。」というメッセージが届いています(下図中央)。ここで、先にコピーしておいた数字5桁を入力して、送信してください。すると、「登録が完了しました。このLINEアカウントでシグナルを受信することができます。」というメッセージが返信されます(下図右)。これが表示されれば、LINE登録が正常に完了したことがわかります。

以上の手続きによって、回答者の参加登録が完了すると、いよいよ調査が始まります。登録や回答状況をモニタリング(監視)する方法については、次のページで説明します。以下の Next をクリックしてください。